書評でつながる読書コミュニティ

ガリップとは、羽が傷ついて飛べなくなった白鳥のことを言う。そんなガリップが夫婦2人の家に住みつき 家族の一員になった。

　短編集。7編の作品が収録されている。本のタイトルにもなっている「オリーブの実るころ」を初めとして味わい深い作品ばかりなのだが、私の故郷諏訪湖のワカサギ釣り、白鳥飛来が登場する「…

　子どもに頼れない人は老後に備えて何をしておかなければいけないか、がわかる本。

　いま、高齢になった親の世話をしています。銀行口座の管理、ガスなど公共料金支払いの手配、買物の手伝いなど。日本の介護は家族のサポートが前提となっているのです。たとえ老人ホームに入…

「大手通信社　世界を支配する表のグローバル政府」「世界を牛耳る洗脳機関 大手通信社の謎」というのもあるのかもしれませんね？

ダニエル・エスチューリンの『ビルダーバーグ倶楽部　世界を支配する陰のグローバル政府』（バジリコ）を読み終え、次に『グローバリストの世界覇権史　トップ１％が仕掛けるグレートゲー…

企業の不祥事ということが頻繁に明るみに出ます。その実態を追います。

多くの企業が凝りもせずに「不祥事」を繰り返しています。 「再発防止」などということが言われますが、同じ場所で繰り返されることも多く、またそれを教訓に他社が襟を正したなどと言うこ…

いやぁ、キツかった。途中でページをめくる手が何度も止まってしまった。

　サリー・ダイヤモンドは、亡くなった父の遺体を自宅の焼却炉で焼いてしまったのです。 　当然のように大問題となり、警察はやって来るわ、マスコミは騒ぎ立てるわ。 　だって、父は、…

砂漠の真ん中に不時着した小型飛行機に乗っていた英人男性が、なぜかその砂漠に住んでいる英老婦人から彼女の人生の話を聞くという、『星の王子さま』のヴァリエーションの設定を持つミステリーです。

１９５３年刊の本書の作者シェリイ・スミス（１９１２－１９９８）は、英文Wikipediaによると、２０冊近い出版物がありますが、日本に紹介されているのは、本書を含め２冊だけです。…